トップの写真は、道端のコンクリートの隙間に咲いていた小さな花。健気なことだと感じてシャッターを切った。
この日、愛車を車検に出して歩いて帰るところだったのである。この時節に特有の暑くもなく寒くもない気温で、時折吹く風が実に心地良かった。そんなときに見つけた一輪である。うっかり誰かに踏まれるようなことがなければ良いのだけれども…。
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さて先日、旧友のOさんから封書が届いた。僕が2〜3ヶ月ほど前に送った数千字にも及ぶ長い手紙の返信である。Oさんのそれは、いつもと変わらない端正な文体で、且つ特有の勢いがある。今回もまた一気に読ませて貰った。Oさん、いつもどうも有難う。
そこには、転勤に伴って引っ越したことや、そこでの新鮮な生活体験、引き続き取り組んでいる英単語学習について、それから昨今のロシアによるウクライナ侵攻に関する所感などなど多岐に渡っている。僕たちはいつも話題に事欠かないものだ。
それで、僕はやはりこのブログの中で、僕なりの英単語学習法について触れておくべきだと考えた。ちなみに先日、僕は2019年の英検1級過去問をやってみて、パート1の語彙問題が25問中24問正解だったということがあったのである。
かねてから、このパートでは最低でも20問の正解を確保できるだけの力を付けておかなければならないと考えている。まあ、24問も正解したのは、ややまぐれと言うか出来過ぎだったのかも知れない。でも、実力が付いてきたようで嬉しかったのは確かだ。
今回この場を利用して、僕がこれまで幾つか取り組んできた英単語学習法のうち、代表的なふたつをご紹介したいと思う。宜しくお付き合いの程を…。
まず、ひとつは、電子辞書を使った英単語学習だ。…と言っても、辞書機能そのものと言うよりは、そこに内蔵されている英検対策書を利用するのである。僕は、CASIOのEX-word XD-SR4800という、2年ほど前に買ったモデルをこのために使っている。
(なお、こちらの投稿でも、この電子辞書を利用した学習法について書いています。ご参考に…)
この機種は所謂、高校生向けの上級モデルで、そのためか英検に関しては1〜3級の単語集や問題集を収録している。以下の写真が、英検対策書を選択する際の画面である。主に旺文社のものを内蔵しているけれども、アルクの「キクタン」も入っている。
上は「でる順パス単」や「予想問題集」を選ぶためのメニュー。一方、下は各級の過去問を選ぶための画面である。(電子辞書の横長画面を撮影した際、左右が切れてしまいました。ご了解の程を…)
こんな具合に、英検関係だけでも4種類の学習書が収録されているのだけれども、今回は、その中でも「でる順パス単」の機能について一部ご紹介したいと思う。僕は一昨年、この電子辞書を下で述べるように利用して、英検1級単語習得の足がかりを作ったのである。
「でる順パス単」では、書籍版に収録されている全語彙の意味や例文などが収められている。また、スピーカーボタンを押すと音声を鳴らすことも出来る。語彙学習においては、発音を聞いて確認することと自分でも実際に言ってみることは大切な作業のひとつである。
上のような画面では、英単語の意味だけを隠したり、逆に英単語の部分だけを隠したり、といったメニューもある。(隠された部分をタッチすると表示されるようになる)学習者それぞれのスタイルに応じて使い分けていけば良いと思う。
僕は確か、意味が隠れている方を使っていったと思う。例文の日本語訳でも当該部分は隠されているので、そこから推測して意味を当てる、というようなこともやった筈である。
そんな感じで、「でる順パス単」に収録されている2400語をひと通り確認し終わったら、次は単語クイズ機能を利用した。これは、その2400語を4択クイズの形式にしたものである。これは書籍版にはない、電子辞書ならではと言えるだろう。
上が、その4択クイズ。正しい意味を選んで、画面の下の方に表示されている数字をタッチするだけである。正解すれば赤丸が表示され、正解したことが履歴に残るようになっている。不正解も記録されるので、あとからそれだけを選んだ復習も可能だ。
僕は、不正解を記録してくれる機能を利用して、まだ覚えていなかった英単語や英熟語をかなり徹底して潰していった。そうやって、この2400語の大方を覚えた後で、次に用意した学習アプリへと進んで行ったのである…。(つづく)
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昔お世話になったことのある英語の先生が、先達て新著を上梓されました。僕の知る限りでは、およそ20年ぶりの新刊ではなかろうかと思います。先生はいつも趣向を凝らした内容の本を書かれますが、こちらもまた期待しつつポチってみました。下のリンク先には、「長年海外ビジネスの場で活躍し、英字新聞や海外ニュースなどで1000万語を読破した著者が、特に重要な必須108の英単語を紹介した本」とありますので、僕がふだん英検1級学習に取り入れている海外英語ニュースの視聴にも役立ちそうですね。届くのが今から楽しみです。後日、このブログにレビューを書いてみたいと思っています…。(その投稿は、こちら)
誉田和由 著『教養人が使う、頻出英単語はこれ!!』
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